AIナレーションの品質は辞書で決まる:営業資料で読み間違えやすい固有名詞20選

こんにちは! エージェンテック ミヤザキです。

AI Shortsは、スライドのスクリプトをTTS(音声読み上げ)で音声化し、資料に合わせて話すスライドショー(話す資料)を作成できるサービスです。

一方で、営業資料には社名・製品名・略語・型番などの固有名詞が多く含まれます。

ここが意図しない発音になると、内容が正しくても「雑に作られている印象」につながり、提案の信頼を損ねかねません。

そこでAI Shortsのバージョンアップで追加したのが、**音声読み上げ辞書(読み上げ辞書)**機能です。固有名詞の読みを辞書登録しておくことで、毎回同じ発音で読み上げられる状態を作れます。

本記事では、営業現場でまず押さえるべき読み間違えやすい固有名詞20選と、登録を失敗しないための運用ルール、そしてAI Shortsの画面に合わせた登録手順をまとめます。最初から完璧を目指す必要はありません。まずは「最初の20語」だけ整えるところから始めてください。

この記事でわかること
  • 営業資料で読み間違えが起きやすい固有名詞を、カテゴリ別に20個に整理
  • 読み上げ辞書を“現場で回る形”にするための最小運用ルール
  • AI Shortsの画面に合わせた登録手順(登録後に必要な「再生成」まで)
  • 単語登録テンプレ(コピペ用)
  1. なぜ「読み上げ辞書」が営業資料の品質を左右するのか
    1. 固有名詞の読み間違いは、提案の信頼を一瞬で落とします
    2. 表記ゆれ・呼び方の違いは、チームの説明品質をバラつかせます
  2. 最初に登録すべき固有名詞20選(カテゴリ別)
    1. 自社・顧客の「社名」関連(5)
    2. 「製品名・サービス名」(5)
    3. 「略語・アルファベット」(5)
    4. 「型番・品番・バージョン」(3)
    5. 「人名・部署名」(2)
  3. 失敗しない辞書登録のルール(営業向けミニ運用)
    1. ルール1:表記ゆれは「1つに統一」して登録します
    2. ルール2:略語は「読み方のルール」を決めてから登録します
    3. ルール3:商談前に「読みチェック用スライド」を1枚用意します
  4. AI Shortsでの「読み上げ辞書」登録手順(画面に合わせた手順)
    1. 1. 「読み上げ辞書」画面を開きます
    2. 2. [+ 読み上げ辞書登録]をクリックします
    3. 3. 必須項目を入力します
    4. 4. [確認]で登録します(中止は[キャンセル])
    5. 5. 音声に反映するために「再生成」を行います
  5. 辞書の探し方・編集・削除(運用でよく使う機能)
    1. 字幕で検索します
    2. 編集します
    3. 削除します
  6. よくあるつまずき(チェックポイント)
  7. 単語登録テンプレ(コピペ用)
    1. A. 最小テンプレ(まず動かす用)
    2. B. チーム運用テンプレ(更新・引き継ぎが回る版)
  8. まとめ:まずは20語を整えるだけで「話す資料」の印象が変わります

なぜ「読み上げ辞書」が営業資料の品質を左右するのか

固有名詞の読み間違いは、提案の信頼を一瞬で落とします

営業資料のナレーションで社名や製品名を噛むと、聞き手は細部に引っ張られます。
特にBtoB領域では「細部の整い」が信頼の土台になりやすく、読み間違いは想像以上に印象を左右します。

表記ゆれ・呼び方の違いは、チームの説明品質をバラつかせます

同じ言葉でも、担当者ごとに呼び方が違うと、チームの説明品質が安定しません。
新人教育や代理店展開の場面では、特に「言い方の統一」が効いてきます。

読み上げ辞書は、発音のミスを防ぐだけではなく、営業組織の品質を揃えるための仕組みとしても活用できます。

最初に登録すべき固有名詞20選(カテゴリ別)

ここでは、営業チームが「まず最初に」登録しておくと効果が出やすい単語を、カテゴリ別に20個に整理します。
ポイントは、完璧を目指すのではなく、失敗しやすいところから先に潰すことです。

自社・顧客の「社名」関連(5)

  1. 自社名(正式表記)
  2. 自社名(略称)
  3. 主要顧客の社名(提案頻度が高い企業から)
  4. パートナー社名(代理店・協業先)
  5. グループ会社・ブランド名(親会社名と混在しやすい)

「製品名・サービス名」(5)

  1. 自社製品名(主力)
  2. 自社製品名(サブ)
  3. 機能名(新機能ほど読みが崩れやすい)
  4. 顧客の既存システム名(置き換え提案で頻出)
  5. 業界固有のサービス名(業界ごとの固有用語)

「略語・アルファベット」(5)

  1. SaaS / PaaS / IaaS
  2. DX / AI / RPA
  3. CRM / SFA
  4. KPI / ROI / CAC / LTV
  5. API / SSO / MDM

「型番・品番・バージョン」(3)

  1. 製品型番(英数字)
  2. バージョン表記(例:v2、Ver.2.1、2026.02)
  3. プラン名(例:Standard、Pro、Enterprise)

「人名・部署名」(2)

  1. 役職名(日本語・英語)
  2. 固有の部署名(例:営業推進、情報システム、カスタマーサクセス)

失敗しない辞書登録のルール(営業向けミニ運用)

読み上げ辞書は、作り込み始めるとキリがありません。
営業現場で回しやすい運用として、最低限のルールを3つに絞ります。

ルール1:表記ゆれは「1つに統一」して登録します

辞書の「字幕の文字列」は、スクリプト(字幕)に出てくる表記と一致している必要があります。
例えば「AI Shorts」「AIShorts」「AI-shorts」のように表記が混在すると、効く箇所と効かない箇所が出ます。

まずは資料側の表記を統一し、その表記に合わせて辞書登録するのが近道です。

ルール2:略語は「読み方のルール」を決めてから登録します

略語は、アルファベットを一文字ずつ読むのか、カタカナ語として読むのかで印象が変わります。
チームで読み方を決め、辞書に落としておくと、ナレーション全体のテンポが揃います。

ルール3:商談前に「読みチェック用スライド」を1枚用意します

社名・製品名・略語・型番だけを並べたスライドを1枚作っておくと、辞書の確認が最短になります。

辞書登録 →(必要なら修正)→ 再生成 → そのスライドだけで読みを確認、という流れにすると、運用コストが大きく下がります。

AI Shortsでの「読み上げ辞書」登録手順(画面に合わせた手順)

重要:画面の注意書きの通り、登録・更新内容を音声に反映させるには**「再生成」**が必要です。

1. 「読み上げ辞書」画面を開きます

管理画面で「読み上げ辞書」画面を開きます。画面上部に [+ 読み上げ辞書登録] ボタンが表示されます。

2. [+ 読み上げ辞書登録]をクリックします

クリックすると、モーダルで 「読み上げ辞書登録」 画面が開きます。

3. 必須項目を入力します

モーダル内で、以下の2項目を入力します(どちらも必須です)。

  • 字幕の文字列(必須)
    スクリプト(字幕)側に出てくる表記を、そのまま入力します。
    例:AI Shorts、ABookBiz、SSO
  • 読み上げの文字列(必須)
    音声で読ませたい発音(読み方)を入力します。
    例:エーアイ ショーツ、エーブックビズ、エスエスオー

未入力の場合は、入力欄の下に「字幕の文字列は必須項目です」「読み上げの文字列は必須項目です」と表示されます。

4. [確認]で登録します(中止は[キャンセル])

入力が完了したら [確認] をクリックして登録します。やめる場合は [キャンセル] をクリックします。

5. 音声に反映するために「再生成」を行います

辞書の登録・更新だけでは、既に作成済みの音声に自動反映されません。対象コンテンツを再生成して、音声に反映させてください。

辞書の探し方・編集・削除(運用でよく使う機能)

字幕で検索します

画面右側の検索欄 「字幕で検索」 にキーワードを入力して絞り込めます。

編集します

一覧の右端にある鉛筆アイコン(編集)から登録内容を更新できます。更新後も、音声へ反映するには再生成が必要です。

削除します

一覧の右端にあるゴミ箱アイコン(削除)から削除できます。削除後も、既存の音声に反映するには再生成が必要です。

よくあるつまずき(チェックポイント)

  • 登録したのに反映されない:多くは「表記ゆれ」です。字幕の文字列が、スクリプト上の表記と完全一致しているか確認してください。
  • 一部だけ効かない:同じ言葉の表記が資料内で混在していないか確認してください(例:半角/全角、ハイフン有無など)。
  • 更新しても変わらない:辞書更新後に、対象コンテンツを再生成しているか確認してください。

単語登録テンプレ(コピペ用)

A. 最小テンプレ(まず動かす用)

スプレッドシートで管理する前提の最小構成です。

単語(表記)読み(発音)カテゴリ用途(どの資料・場面)優先度メモ
AI Shortsエーアイ ショーツ製品名提案資料一式公式呼称に合わせる
SSOエスエスオー略語情シス向け資料読み方を統一

運用の要点は、単語(表記)を資料の表記と完全一致させること、読みをチームで採用する呼び方に統一することです。

B. チーム運用テンプレ(更新・引き継ぎが回る版)

複数人で運用する場合は、更新履歴と承認の欄を用意しておくと安定します。

単語(表記)読み(発音)カテゴリ典型の出現例(文章)置き換え方針(任意)登録者最終更新日承認者(任意)備考
AGENTECエージェンテック社名AGENTECの〜なし英字でも同発音
KPIケーピーアイ略語KPIを改善〜なし一文字読みで統一

まとめ:まずは20語を整えるだけで「話す資料」の印象が変わります

読み上げ辞書は、少数の重要語から始めるほど効果が出ます。
社名・製品名・略語・型番が正しく読めるだけで、提案資料(話す資料)の印象は確実に整います。

AI Shortsの音声読み上げ辞書機能を使えば、固有名詞の発音を指定し、チーム内で一貫したナレーション品質を作れます。提案の「細部の整い」を武器にしたい方は、ぜひお試しください。

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今回の記事はここまで。
また次回、面白い内容をお届けできるようしたいと思います。お楽しみに!
エージェンテックのミヤザキでした。


筆者紹介
宮崎 裕明
株式会社エージェンテック / マーケティング部 エヴァンジェリスト

宮崎裕明

産業機器の開発20年を経て、開発のプロセス改善コンサルティングに従事。その後はスマートデバイスを活用したソリューションでお客様の課題解決支援に奔走し、VR元年から360度パノラマVRコンテンツ制作サービス立ち上げに参加する。
自身でも5,000枚以上
360度パノラマ写真を撮影してきた経験をもとにコンテンツの重要性の啓蒙活動を行い、その一環としてYouTube・本ブログにて「教えて!VR先生」を連載。
2024年度4月からは、AIをテーマにYouTube・本ブログにて「教えて!AI」連載中。
現在は、AIの活用を中心とした活動のほか、スマートデバイスのフィールド業務におけるDX化の普及のため、さまざまな業界の支援へと活動の幅を広げている。

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