2017.5.15
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:林恒雄、以下:富士通SSL)と株式会社エージェンテック(本社:東京都千代田区、代表取締役:金淙採、以下:エージェンテック)は、直観的な理解を促す情報伝達の手段を様々な場面で提供することを目的に、全天球360度映像コンテンツを活用したフィールドワーク支援ツールの開発に着手しました。両社は、360度映像コンテンツを活用することで、現地に赴かずとも臨場感あるフィールドワークの実現を目指します。
その第一歩として、東京・赤坂にある会員制オープンアクセス型DIY工房「TechShop Tokyo(テックショップ東京)」内を紹介する360度映像コンテンツを制作し、5月18日(木曜日)、19日(金曜日)に開催される「富士通フォーラム2017 東京」の「TechShop」コーナーにて公開します。
富士通SSLは、お客様の共創活動を支援する「Webコア Innovation Suite(ウェブコア・イノベーションスイート)」を2014年12月より提供しています。本製品は、新ビジネスや新商品の開発に向けたグループ討議の「発散」、「収束」、「評価」のプロセス、および、世の中の潜在的なニーズや課題をあぶり出すために様々な現場に足を運んで観察するフィールドワークを支援するプラットフォームです。当社は本製品を多くのお客様にご利用いただく中で、時間を要するフィールドワークをさらに省力化し、より手軽にできないかと検討を進めてきました。
そしてこの度、クオリティの高い360度映像コンテンツ制作で定評のあるエージェンテックと連携を開始し、富士通SSLが目指すフィールドワークの実現に向け、共同でツールの開発に着手しました。
富士通SSLは、今回開発するフィールドワーク支援ツールを製品化し、2017年度末から順次提供する予定です。エージェンテックは、自社で開発した360度パノラマの空間が見渡せるナビゲーションと情報ナビゲーションを統合したサービスである「Smart360」をフィールドワーク支援ツールに活用することで、「Smart360」のさらなる活用方法の可能性を拡げ、お客様に提案していきます。
1.360度映像コンテンツを活用したフィールドワーク支援ツールの開発
360度映像コンテンツを活用し、全方位を自由に見渡しながらバーチャルな感覚で現場を体験できる臨場感に溢れたフィールドワークの実現を目指します。時間と場所に捉われることなく、複数人同時に視察することもでき、フィールドワークにかかる労力の省力化が可能となります。(2017年度内の製品化を予定)
2.高品質な360度映像コンテンツのスピーディーな制作
360度の静止画や動画を使い、様々な映像コンテンツの制作を重ねながら、高品質な映像コンテンツをスピーディーに制作する手法の研究にも取り組んでいきます。この取り組みの第一歩として、会員制オープンアクセス型DIY工房「TechShop Tokyo」の工房施設内を紹介するコンテンツを制作し、「富士通フォーラム2017」にて公開します。
URL:http://www.fujitsu.com/jp/group/ssl/
富士通SSLは、富士通グループの一員として、ソフトウェア開発/システム構築を中心に事業を展開してきました。現在、それらの実績と最先端のICTをもとに「Digital Platform」「Security」「Business Application」「Innovation」の4つのカテゴリ、52のソリューション群「PoweredSolution(パワード・ソリューション)」により、お客様の企業価値向上をご支援しています。また、「オープンイノベーションHUB」として数多くの大学や先進企業と共創活動を行ってきた実績を活かし、お客様と共にイノベーションの創出に取り組んでいます。
URL:https://www.agentec.jp/
エージェンテックは、マルチデバイス向けコンテンツハブのプラットフォーム「ABook」と、360度パノラマの空間が見渡せるナビゲーションと情報ナビゲーションを統合したサービスの「Smart360」を中心にビジネスを展開しています。「ABook」は、MCM(Mobile Contents Management)市場で4年連続国内No.1(注1) のシェアを獲得しています。
2016年4月にリリースした「Smart360」は、「MCPC award 2016」で優秀賞を受賞したほか、第29回「中小企業優秀新技術・新製品賞」でも優秀賞を受賞し、様々な分野で導入が拡大しています。
(注1)ミック経済研究所 「コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理パッケージソフトの市場展望 2016年度版」より
URL:http://www.techshop.jp/
TechShopは、2006年に米国で生まれた会員制オープンアクセス型DIY工房です。木工・金属加工などの本格的DIYスペースのほか、3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新鋭デジタル工作機械を多数取り揃え、会員はそれらを使い放題。ここに集う人々が形成するコミュニティーによって、これまでに100件を超えるビジネスが生み出され、第三の産業革命とも言われる「メイカームーブメント」の火付け役となりました。
富士通は、2014年末より米TechShop, Inc.と協業を開始。2016年4月にアジア第1号店となる”TechShop Tokyo”を赤坂のアークヒルズに開設しました。敷地面積1,200㎡、最大天井高8mという広大な空間に50種類以上の工作機械を取り揃えており、企業、起業家、投資家、個人クリエイター、学生、主婦、ときには外国人にいたるまで、多様なバックグラウンドを持つ会員によって日々オープンイノベーションが実践されています。
富士通フォーラム2017 東京
http://forum.fujitsu.com/2017/tokyo/
企業と学校の共創活動を支援するプラットフォーム「Webコア Innovation Suite」
http://www.fujitsu.com/jp/group/ssl/products/software/applications/co-creation/webcore-innovation/
富士通SSLのイノベーションへの取り組み
http://www.fujitsu.com/jp/group/ssl/efforts/innovation/
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 広報室
TEL:044-739-1520(直通) / E-mail:ssl-pro@cs.jp.fujitsu.com
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