安中市で行われた新スマート物流実証実験でLiveTaskyellを使用
2022.3.9.
インフォメーション
LiveTaskyellのビデオ通話でオンライン診療・服薬指導を実施、地域課題解決に貢献
群馬県安中市(市長:岩井 均)、セイノーホールディングス株式会社(本社:岐阜県大垣市、代表取締役社長:田口 義隆、以下 セイノーHD)、株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路圭輔、以下エアロネクスト)が2023年2月8日(水)に行なった、同市地域課題解決のための新スマート物流*1 実証実験において、オンライン診療ツールとして当社のLiveTaskyellが利用されました。
実証実験について
今回行われた実証実験は、高齢化が進む地域やバス路線がない地域に住んでいる人の日常の買い物や医薬品の配送に地上輸送とドローン輸送を連結し提供する新スマート物流を構築するためのもので、すべての住民への均等なサービスの提供と地域経済の活性化を図っています。
セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub®*2」の社会実装に向けて実施され、地域自主組織や地元事業者と連携、買い物や医療機関への受診が困難なお年寄り等の課題解決のための様々な用途活用やビジネス採算性の検討を目的として、貨客混載やオンライン診療を組み込みながら複数ルートを常時積み荷を空にすることない一連のチェーンドローン配送飛行が実施されました。
LiveTaskyellが担った役割
本実験において、「オンライン診療」「服薬指導」の分野で当社のLiveTaskyellが利用されました。
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オンライン診療
碓氷病院(安中市)と実際の患者をビデオ通話でつなぎ医師による診察を実施。
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服薬指導
クスリのはぎわら(同市)の薬剤師によるオンライン服薬指導の後に薬を処方。
実験用タブレットに送信されたリンクをワンタップするだけで通話が開始できるLiveTaskellは、簡単かつスピーディに対面のオンライン診療・服薬指導が可能。
処方された処方薬*は、買い物代行での食料品・日用品などとともにドローンに搭載され、無事に患者のもとへ配達されました。
* ドローンによる医薬品配送のガイドラインを遵守したうえで各患者にデリバリーされています。
今後の展望
セイノーHDは「SkyHub®」の今年度中の実装を目指し、市の課題やニーズに沿って安中市の地域課題解決と活性化に寄与していきたいと発表しています。
当社のLiveTaskyellも、さらなるユーザビリティ向上を目指し、課題解決に貢献したいと考えております。
関連リンク
*1 新スマート物流
物流業界が共通に抱える人手不足、環境・エネルギー問題、DX化対応、等の課題を、デジタルやテクノロジーを活用しながら解を探究し、人々の生活に欠かせない生活基盤である物流を将来にわたって持続可能にするための官民での取り組み。ラストワンマイルの共同配送、陸送・空送のベストミックス、貨客混載、自動化技術、等々、業界内外の壁を越えたオープンパブリックプラットフォーム( O.P.P.)による共創で実現を目指す。
*2 新スマート物流SkyHub®
エアロネクストとセイノーホールディングス株式会社が共同で進める既存物流とドローン物流をつなぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のしくみ。ドローン配送が組み込まれること、共同配送を実現する、オープンプラットフォームかつ標準化したしくみであることが特徴。SkyHub®︎の導入は、物流改革という側面から人口減少、少子高齢化による労働者不足、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決に貢献するとともに、住民の利便性や生活クオリティの向上による住民やコミュニティの満足度を引き上げることが可能になり、地域活性化を推進するうえでも有意義なものといえる。