デザインA #002「企業ロゴ刷新の経験談」


こんにちは。エージェンテックデザイナーのフジカワです。

実は私はまだまだデザインの経験が浅いのですが、会社のロゴ(CIロゴ)を変えるという重大なミッションを課されたことがあります。

今回は、その時の経験談をお話しようと思います。

CIロゴを刷新するに至った経緯

私はまだ入社して1年程度ですが、弊社は2004年に設立し、18年もの歴史があります。

これまでに 「未来を切り拓くIT価値を創造し、広く世界へ提供する」 という企業理念のもと、フィールド業務向けの様々な製品を多く生み出してきました。

製品概要|株式会社エージェンテック
情報と情報を組み合わせて「次なるIT化」を目指すエージェンテックの製品・サービスをご紹介するページです。デジタルの力で業務のすべてを効率化する「現場DX」を実現させ、働く環境を革新するソリューションを提供しています。

その他にも様々なサービスを提供してきましたが、企業としてのさらなる成長の節目として、心機一転、CIロゴを刷新する運びとなったのです。

次に、当時私が行なったロゴデザイン制作の流れを紹介します。

アイデア検討

前述の通り、当時私は入社して間もない状態だったため、まずは自社の理解から始めました。

ホームページを見ればわかるような表面的な内容だけでなく、社員だからこそ知ることができる思いなども考慮してデザインに反映することにしました。

  • どんな企業理念なのか
  • どんな強みがあるのか
  • 社員に対する社長の思い
  • 会社の未来

得られた情報からさらに関連するキーワードなどを調査・検討し、さらにアイデアを広げていきました。

マインドマップ

先輩社員からお借りしたロゴデザインの参考書に目を通したりしましたが、特に力を入れたのは他社のロゴデザイン調査です。

世の中には無数にロゴが存在しますが、気になったものを集め、インスピレーションを膨らませていきました。
そこから触発されるイメージと、自社の理念、自分のアイデアなど全てを合わせて、オリジナリティのあるデザインはと考えました。

アイデアを具現化

次に、いろいろなアイデア・キーワードをもとにデザインを具現化していきました。
具体的には、紙にイメージをどんどん描いていく作業です。

この段階では、質より量を優先して思いつくがままペンを動かしていきました。

いろいろなパターンのデザインを作るために意識していたのは、他社のデザインの構造を理解するということです。

他社のデザインを見ると、その多くはシンプルに丸や四角、三角などの図形の組み合わせからできており、再現できないような複雑な曲線のロゴは少ないことがわかります。

一般的にロゴがわかりやすいのは、ロゴ自体の目的に起因します。
詳しくはこちらの記事を見てみてください。

このように、シンプルな図形を組み合わせることでパターンを増やしていきました。

円なら円の図形をベースに作成したロゴであれば、最終的に統一感のあるロゴに仕上がります。

ペンで描いたアイデアから、実際にデザインしていきます。

デザインで使用しているのはAdobe Illustrator です。 Illustratorの使い方などについては今後発信して入れければと思います。

最終的にはこのようなアイデアたちの中から1つが選ばれ、さらにそれをブラッシュアップする運びとなりました。

当時のデザイン案
当時デザインしたロゴたち

デザイン提案~完成

気合いを入れてたくさん作り、ロゴごとのコンセプトなどをまとめた上で、社内で共有しました。

しかし、なかなか「これだっ」と言えるデザインはなく、提案と修正を繰り返す日々が続きました。

1人ですべて考えているとアイデアが枯渇したり、偏ったデザインになりそうでしたが、提案の度に「こうしたらいいんじゃないか」、「こういうアイデアもあるよ」など意見をいただけたのは非常に大きかったです。

エージェンテック ロゴ

そして、8月に行なった最初の提案から2ヶ月ほど経過し、ようやく現在のCIロゴで落ち着いたのです。

ロゴが決定した後はすぐに名刺のデザイン刷新に着手することとなりましたが、こちらもなかなか苦労しました(笑)。

さいごに

今回はCIロゴの刷新という重大な役目を担った時の経験談をお話しました。
ロゴの刷新に携わることなどは滅多にないので、非常に良い経験になりました。

今後もさらに経験を積んでスキルアップを図っていきたいと思います!

ではまたー

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