こんにちは。エージェンテックデザイナーのフジカワです。
Webデザイナーは単に美しいデザインをすればいいというわけでありません。
クライアントが求めるイメージをデザインに落とし込むことに加え、クライアントが実現したい最終目標まで見据えてデザインすることが大切です。
例えば、ある商品を売るためのランディングページを制作する場合、クライアントは商品が売れることを最終目標としています。
そのため、デザインも売れることを目標にした設計にする必要があるのです。
今回は、このようなデザインに必要なマーケティングの要素について解説していきます。
では、解説していきます。
マーケティング視点のデザインとは?
まず、マーケティングとはそもそも何なのでしょうか。
簡単に言うと、「ユーザーのニーズに合った価値を提供すること」です。
価値の提供とはつまり商品が売れることであり、売れるまでに行う市場調査や宣伝、販売までの活動をマーケティングと呼びます。

ここで言えるのは、マーケティングには
- ユーザー視点でニーズを考え、それに応える価値を見出すこと
- 売れるまでの過程を仕組み化すること
が大切である、ということです。
マーケティン視点がないデザイン
マーケティング視点がないとどうなるのか考えてみましょう。
例えばこのようなデザインは「マーケティング視点がない」と言えます。
- 商品のイメージに合わない配色
- 根拠もなく最新トレンドを踏襲したデザイン
- かっこよく見せたいから文字を小さくする
この場合、見た目はよいデザインに仕上がるかもしれませんが、なぜこのユーザーに対してこのデザインにしたのかという根拠が明確にありません。
結果、最終目標であるユーザーのニーズに応えることができないのです。
マーケティング視点の考え方
では、マーケティング視点のあるデザインはどうやって考えるのでしょうか。
例えば、このような方法があります。
- 顧客の属性を明確にする
- 商品の認知度から目的を明確にする
顧客の属性を明確にする
例えば、40代女性(専業主婦)でお昼はママ友とランチを楽しむ、という属性を想像した場合、飲食関連のデザインであれば、食べ物が美味しそうに見える暖色を選んだり、文字は筆記体フォントがいいかな、などが考えられます。
このように、ユーザーを明確にし、その目的に合わせたデザインを選ぶことで、デザインに説得力が生まれ、ユーザーに与える印象が良くなり、成果に繋がりやすいのです。

商品の認知度から目的を明確にする
例えば、認知度のない商品をこれから売っていきたいと考えている場合を考えてみます。
一般的に、何か商品について知りたいときは、Webで関連商品を検索し、類似商品がある中で、自身にあったものを選択していきます。
ここでの選択する基準は「その商品にしかない強み」であり、これがユーザーのニーズと言えます。
つまり、「その商品にしかない強み」を推したデザインにすることは、他社と差別化につながることに加え、ユーザーのニーズに応えることにもつながるのです。
さいごに
いかがでしたか? マーケティング視点がないということは、ユーザーのニーズに応えられていないということであり、マーケティング視点を考えるにはこれらの方法がありました。
- 顧客の属性を明確にする
- 商品の認知度から目的を明確にする
デザインするときは、ぜひマーケティング視点を意識してみてくださいね。
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