首都圏新都市鉄道株式会社様 活用例
紙資料のペーパーレス化を第一歩に
デジタル技術で“鉄道DX”を推進
秋葉原駅~つくば駅間58.3kmを最短45分で結ぶつくばエクスプレス。同線を運営する首都圏新都市鉄道株式会社では、規程類やマニュアルなど紙資料のペーパーレス化のためABookBizを導入、これまでかかっていた紙のコストや乗務員の負担を削減することに成功した。さらには、ドキュメントのグループ管理やデータ分析など、ABookBizならではの機能を有効活用し社内DXを推進している。 「安全・安心・安定輸送」を掲げる同社の業務にABookBizがもたらした効果などを伺った。
お客様の課題
- 規程類やマニュアルなどの変更があるたびに多くの労力と紙のコストがかかっていた
- 緊急時にもその都度資料を印刷し、手渡しする必要があった
- 紙の資料やマニュアルは必要な箇所にたどり着くことが難しかった
導入効果
- 1200ページ以上の紙資源を節約、時間と乗務員への負担を軽減できた
- 資料のデジタル化によって急な資料変更があってもすぐに対応できるようになった
- 充実した管理機能で、最小限の労力で資料を作成・配信できるようになった
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導入の背景と課題
まず、ABookBizを導入する前にあった問題や課題などを伺えますでしょうか。
運輸部 運転課 係長 兼 乗務管理所 助役 村田拓也 氏(以下、村田氏):導入前は、乗務中に携行する規程類やマニュアルに変更があるたびに、多くの時間と労力、そして印刷用紙が必要でした。当社の乗務管理所は約150名が所属しており、紙だけを見てもかなりの枚数になっていました。
紙資源削減の観点から、変更箇所のみを手書きで修正したり切り貼りするなど工夫してきましたが、時間と労力の削減にはまだまだ対策が必要でした。
導入を決めた理由
ABookBizをご導入いただいた際の決め手は何だったのでしょうか。
村田氏:ドキュメント管理画面が分かりやすく、誰でも扱うことができるという点が最大の魅力でした。WordやExcelなど様々な形式のファイルを自動で変換して配信できるというのも、導入した理由のひとつです。
そして、導入に当たっては「少ない契約数でまず試してみる」というところから始めて、最初に効果を確認できたことも大きかったですね。
その他に、実際にお使いいただいて感じられた効果がありましたらお聞かせください。
村田氏:通信環境の影響を受けないオフライン閲覧可能なダウンロード型ですので、大規模災害時などでも役立つと思います。また、万全のセキュリティ対策がなされていることも、安心して利用できる理由に挙げられます。
ABookBizは5ライセンスからの契約でスモールスタートが可能です。無料トライアル環境もご用意しておりますので、挙げていただいた様々な機能をすぐにお試しいただけます。
導入効果
ABookBizの業務での活用状況をお聞かせください。
運輸部 乗務管理所 乗務主任 喜多村義之 氏(以下、喜多村氏):これまで紙媒体で携行していた規則やマニュアル、業務用時刻表など運転に必要な資料を、ABookBizで乗務員のタブレット端末に配信し、一括で管理・閲覧しています。
現在、約20種類の規程類やマニュアル、同じく約20種類の業務資料をデジタル化して、約1200ページに相当する紙資源の削減を達成することができました。
「仕業票」と呼ばれる業務用時刻表も、約90パターンをすべてABookBizで配信しています。
具体的な活用方法や効果などを伺えますでしょうか。
喜多村氏:職場ごとや一般職と管理職ごとなど必要な資料が異なる場合でも、管理画面上でグループ分けをして配信できています。新しい情報を最低限の人手で、かつスピーディーに展開できているので、管理側も閲覧側も満足しています。
その他の効果としては、ダイヤ乱れなどの際に正常なダイヤへスムーズに戻すことに大きく貢献している点が挙げられます。これまでは、本来予定されていた列車と異なる列車を担当する場合などはその都度印刷をして乗務員へ手渡す必要があったのですが、ABookBizを利用することでその作業が不要になったためです。
また、デジタル化することで検索機能が利用でき、必要な書類に簡単にアクセスできるようになりました。そのおかげで規程類やマニュアルを見ることへの不便さがなくなり、以前より開く機会が増えたと感じています。 利用データ分析する機能を使い利用状況を確認しても、その効果を実感できています。
ドキュメントをデジタル化することにより瞬時に修正・配信が可能になるだけでなく、編集・閲覧権限なども細かく設定できます。その他にも数多くの機能で業務の効率化に貢献します。
今後の展望
今後、ABookBizをさらに有効活用していく展望などがありましたらお聞かせください。
村田氏:これまでは紙媒体をデジタル化したのみでしたが、現在は異常時対応のマニュアルを動画で作成し、ABookBizで共有しようという試みを進めています。
ABookBizは単なるドキュメント共有・閲覧だけではなく写真や動画などのコンテンツを自由に組み合わせられる機能がありますので、それらを活用し、より分かりやすく習熟度の高い教材を作成し展開することで、安全運行のさらなる向上につながることを期待しています。
ABookBizは画像や動画、Webリンクなど様々なコンテンツを自在に組み合わせてインタラクティブなドキュメントを作成することができます。社内業務のDX化推進に、ぜひ一度お試しください。
お客様プロフィール
首都圏新都市鉄道株式会社
所在地
東京都千代田区神田練塀町85番地 JEBL秋葉原スクエア
代表者
代表取締役社長 渡邊 良
設立
1991年3月15日
主な事業内容
鉄道事業法に基づく第一種鉄道事業 / 不動産の売買、賃貸及び管理 / 駅構内の売店、飲食店の経営 / 駐車場の経営 / 広告業及び旅行業 / 損害保険代理業 / 電気供給事業 / 前各号に付帯関連する一切の事業
2023年7月14日現在
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紙資料をデジタル化し一元管理できるのがABookBizです。資料の修正や更新などの作業も直感的に行える管理画面なので、これまでかけていた時間や紙のコストを一気に削減できます。