新入社員奮闘記 #022「2021年度入社社員の1年間振り返り Vol.2」


早いもので、2021年4月に入社した2名の新入社員も入社から1年が過ぎました。
研修や業務で忙しい中、このブログにもコンスタントに寄稿してくれました。

エージェンテックは2022年にも新たな仲間を迎えることができ、彼らの新入社員としての投稿は今回が最後となります。

最後の投稿は、当ブログ編集担当からいくつか質問を出し、それについて答えてもらう形で、彼らにとってこの1年はどのようなものだったのかを振り返ってもらいました。2021年度入社の1人、今井さんです。

過去の自分に「よくやった!」、逆に「もっと頑張れ!」と思うこと

ーまずは、1年を振り返って評価したい点、逆に反省すべき点などを挙げてもらいました。

頑張れた自分:努力と思考、そして気合い

年間を通して、ピンチの時に「気合いで何とかしようとする」ことはよくやっていたと思います。
納期が間に合わないと思った時に残業して間に合わせたり、よく分からない箇所を家に帰っても一日中考えていたりしました。
また、納期に関係なく新しいことをする時は、家で技術検証をすることもありました。

プロジェクトをどうにか成功させようとする努力は欠かさなかったと思います。
時にはどうあがいても出来ないこともありました。しかし、そんなことがあるたびに、「なぜ出来ないのか」ということを考え、次のプロジェクトで対応策を試しPDCAサイクルを回して次に繋げています。
年間を通して、出来ない事を受け入れて出来るようにする努力を継続してできていたと思います。

頑張れなかった自分:見通しの甘さ、そして気合い

しかし、頑張れなかったことや、よくない頑張りをしたことも多々ありました。
年間を通しての反省点として、「ピンチになる前に頑張れよ!」というものがあります。ピンチになる大半の理由は、「見通しの甘さ」でした。
しっかりとした作業工数を立てて上司に報告し、スケジュールを組んでいればピンチになることもなかったはずで、「作業に入る前に頑張れよ!」と反省しております。

「よくない頑張り」だったこともありました。
何か作業をする時に、AとBの2つの方法があるとします。
Aは簡単だが、後々のことを考えるとBよりよくないかもしれない。
Bは難しいが、後でAよりよくなるかもしれない。
この時、時間やメリット・デメリットをよく考えてAかBかの選択をすべきですが、私は全ての選択でBを選んでいました。そのせいで作業工数が膨らみ、「膨らんだ工数を気合いでどうにかする」という結果になっていました。「最終的に気合いでどうにかなる」という考えから正しい選択を出来なくなっていたこともあり、よくなかったと思います。

後輩に期待することやアドバイス

ー次に、2022年度より入社する社員への考えを挙げてもらいました。

何かひとつ、特化したものを

1年の差というものはあってないようなもので、自分を棚に上げて何かを期待することはありません。
しかし、対等な関係の仲間として期待することはありますので、それについて話したいと思います。

何かしらに特化した知識や技術を持っていて欲しい。会社というのは、お互いに得意な分野で成果を上げ、不得意な箇所をカバーし合える場所です。
全てを出来る人はいませんが何も出来ない人もいません。何かに秀でていればその分野で活躍でき、人に教えることも出来ます。

私には私の得意なことがあり、苦手なこともあります。あなたが苦手で私が得意なことは私がやります。逆に、私が苦手なことをあなたが得意だったら、そこはあなたにお願いします。そういう関係を築きたいと考えています。
だから、何かひとつ特化した知識や技術をもってもらいたいです。そうしてお互いに補いながら、良いものを作っていきましょう。

※入社前に特別な知識や技術を得る必要はないので、こういうことを頭に置きながら業務に励んでほしいです。

社長との会話

ー最後に、自由なテーマで話を伺うと、弊社社長・金との会話で感じたことを挙げてくれました。

製品の作り方

最近社長とお話をする機会があり、その時に聞いた話の一部を共有したいのでブログに書くことにします。あくまでも私の解釈であり、全てを理解したわけではないのでその辺はご了承ください。

いいものを作っても売れない。自分の想像通りのいいものを作ったとしてもお客様が欲しいものでなければ売れない。売れるものはお客様が欲しているものである
ではどうやって製品を作るのかというと、「多くの人に見せて意見を取り入れながら製品を作っていく」ということになります。人は空想の産物の評価はしないので、まずは実際に製品を作ること。
それを多くの人に紹介して、何が良くて何が悪いのか、何が欲しくて何がいらないのか評価してもらいながら、形を作っていく。
そうすれば、お客様が本当に欲しいものに近い形に出来上がっていきます。

ただし、製品の核となる部分は譲らないことが重要です。初めに思い描いたコンセプトがずれてしまうと、途中で製品がどこに向かえばいいか分からなくなり、最終的に全く違うものが出来上がってしまうからです。
エージェンテックの製品は、細かくフェーズを分け、様々な意見を取り入れながらブラッシュアップして作られています。
エンジニア、営業・マーケティングなどの社員と、試していただくお客様が関係なく意見を出し、製品を磨き上げることで良い製品が出来上がります

理想の会社像

社長が理想とする会社の姿は、縦割りではなく部署関係なくお互いに連携しながら1つのプロジェクト・製品を作る、そんな会社だそうです。

部署内で与えられた仕事をこなすだけではなく、部署をまたいでお互いに協力しながら仕事に取り組んでほしい。どんどん意見を言って製品を磨き上げ、製品を作ったことを誇りに思ってほしい。自らが製品を作る面白さを感じながら楽しく仕事をしてほしいそうです。

この話を聞いて、私は2つ思ったことがあります。

まず、「確かにそういう仕事が出来たら面白いしやりがいがあるな」ということ。
そして、「今はまだその考えが会社に浸透しておらず、意見を言い合う雰囲気が出来ていないな」ということ。そんなことを思いながら、私がこの1年で学んだことを思い出しました。

それは、「相手に敬意を払う必要はあるが意見を言ってマイナスになることはない」ということです。
私が意見を言ってどの程度変わるのかはわかりませんが、私も、社長が考える理想の会社にしていきたいと思っているので、今後もその部分を意識しながら仕事に取り組んでいきたいです。

先輩からひとこと

まずは1年、お疲れ様でした。部署をまたいだ意見・製品づくりというのは、全社共通の意識ですね。個人的には、一緒に働く以上、部署も年数も年齢も関係ないと思っています。私の至らない点を見つけたらビシビシ来てください。でも、なるべく優しくでお願いします。

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