こんにちは。エージェンテックのクシビキです。
私は元テレビディレクターという立場から、映像コンテンツに関する話題を中心に様々な情報を発信していこうと思います。
オブジェクトVRで車を撮影する
私事ですが、最近ネットショッピングをしていると、商品を360度回転させながら閲覧できるサイトを目にする機会が多くなりました。特に、家具や洋服などの通販サイトに多いように感じます。
こういったものです。あなたも一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?
物体を自在に回転させる=「オブジェクトVR」
物体が360度回転するこの機能は「オブジェクトVR」というもので、弊社製品「Smart360」にも搭載されているものになります。
確かに一方向から見るよりも、360度回転させることで商品の詳細がより分かりますし、特に洋服などの場合、自分が着たときのイメージも湧きやすいですよね。
実際にこのオブジェクトVR機能を使うことで、まるでその商品が自分の所有物であるかのような感覚(心理的所有感)が生まれるという研究結果もあるそうです。
このような背景もあり、オブジェクトVRは近年徐々に拡大しています。
車だってオブジェクトVRで撮影可能
ということで先日、このオブジェクトVRで車を撮影してみました!
「車の撮影なんて大変そうだな」
と思うかもしれませんが、撮影する場所さえあれば撮影は非常に簡単です。
この文章を最後まで読んでもらえれば、オブジェクトVRがいかに手軽に使えるか、ということをご理解いただけると思います。
オブジェクトVRで車を撮影する4つのポイント
4月中旬。
とある駐車場をお借りしてVR先生ことミヤザキさんの愛車を撮影することにしました。
撮影で抑えるべき大きなポイントは以下の4つ。
被写体全体が映る場所で撮影する
今回は、非常に見通しのよい駐車場内で撮影しました。
撮影枚数は8枚から16枚
スマートフォンのObject 360 Cameraアプリを使用する場合は、以下からダウンロードできます。
撮影枚数に関しては、こちらでVR先生が解説している通り、
8枚:360÷8=45度ずつ物体が回転
16枚:360÷16=30度ずつ物体が回転
となります。
8枚でもOKなんですが、枚数が多いほどスムーズに回転させることができるので、今回は16枚撮影しました。
被写体を中心に、円を描くように撮影していきます。
1枚目を撮影する際、被写体の一番大きな面が入るサイズで撮る
車の場合、側面が一番長くなりますので、ここが全て入るように撮影します。
できるだけ水平を保ちながら撮影する
アプリのグリッド線を利用し、脇をしめて腕を固定しながら撮ると良いでしょう。
たった5分で撮影終了
この4つのポイントを抑えさえすれば、1人でも簡単に撮影できます。
この日もわずか5分程度で撮影は終了しました。
手軽にバーチャルモーターショーが作れます
撮影が終了したら、あとはオブジェクトVRに変換していきますが、難しい作業は一切ありません。写真をアップロードすれば自動的に変換してくれます。
360度回転させれば全体が見える
上の画像をドラッグすると、車が回転します。これで、車の全体像が事細かに分かるようになりました。
余談になりますが、私は自転車が好きでよく自転車の通販サイトを見ます。
しかし、自転車の側面しか掲載されていないことが多く、前面や後面のデザインがどうなっているのかわからないケースがほとんどです。オブジェクトVRで自転車を撮れば、私が感じている不満も解消されそうですね。
駐車場で撮影した車がモーターショーに
話を車に戻しましょう。
先ほどお見せした車のオブジェクトVRですが、ここでワンポイント情報。
オブジェクトVRは撮影したものをアップロードするだけでも良いのですが、工夫次第でさらに面白いコンテンツを作ることができます。
ということで背景を少し画像加工してみました。すると、
このように、バーチャルモーターショーに変身させることもできちゃうんです!
いつでも開催可能、どこからでもアクセス可能
如何でしょうか?
リアルなモーターショーは一定期間しか閲覧できませんし、何といっても現地に行く必要があります。しかしバーチャルであれば24時間365日、いつでもどこでもインターネットで閲覧することができます。
モーターショー以外にも、工夫すればどんどん面白いコンテンツを作ることができますし、今後オブジェクトVR機能を使った展示会は増えていくかもしれませんね。
今回の撮影風景をまとめた動画をYouTubeにアップしていますので、是非ご覧ください。
車以外にも「こんなものを360度回転させたら面白いんじゃない?」というものがあれば、是非コメントください。あなたの代わりに撮影してこのブログとYouTubeで紹介させていただきます!
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