こんにちは!エージェンテックのカイバラ(自称)です。
元お菓子メーカーの企画マンが、当社オフィスのある神田周辺の気になるお店を勝手にご紹介&応援するブログです!
東京ご当地ラーメンを探せ!
前回、鶏そば(鶏ラーメン)をフィーチャーした記事が好評でしたので、ラーメン通信の第2弾をお送りします!
突然ですが、みなさんは東京のご当地ラーメンといえば何を思い浮かべますか?
全国には、札幌ラーメンや博多ラーメン、喜多方ラーメン…マニアックなところだと富山ブラックラーメンや和歌山ラーメン、燕三条ラーメンなどのご当地ラーメンが数多くあります。
しかし、東京を代表するラーメンのイメージがない方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「東京ご当地ラーメン」について探してみたいと思います。
環七ラーメン戦争
その昔、バブルの頃のお話です。
当時、東京の環状七号線(環七)沿いには多くのラーメン屋が点在しており、“環七ラーメン戦争”などと呼ばれメディアに取り上げられるほどのブームがありました。
「なんでんかんでん」「土佐っ子ラーメン」などの人気店は連日行列ができ、道路は渋滞が起きるほど賑わっていました。
背脂チャッチャ系ラーメンとは?
環七の人気店「土佐っ子ラーメン」は、濃いめの醤油スープに豚の背脂を潰して豪快にブッカケる!という個性的な超こってりラーメンで一世を風靡しました。その脂ギッシュな味と見た目は、決して上品とはいえませんが、圧倒的なインパクトとボリュームで学生やガテン系の男性から熱狂的な支持を集めました。
いつしか「土佐っ子ラーメン」とその源流となった千駄ヶ谷「ホープ軒」などの同類のラーメンは“背脂チャッチャ系”と呼ばれるようになりました。
バブルの味はどんな味?
そんな背脂チャッチャ系ラーメンもバブルの終焉とともに徐々に衰退していきました。現在は、“二郎インスパイア系”“魚介ダブルスープ系”“煮干し系”などの新しいジャンルのラーメンが台頭しており、東京でも貴重な存在となりつつあるようです。
環七の味を神田で!
目指すお店は、神田から少し離れた神保町交差点のすぐ近くの白山通り沿いにありました。
店名は、「平太周(ひらたいしゅう)」といいます。
意外とおとなしい外観なので見逃してしまいそうですが、背脂の赤マルに気合いを感じます。
こちらのお店も元々は環七沿いにあった“背脂チャッチャ系”のお店でしたが、現在は支店がいくつかあるようです。
店内の券売機にはメニューがたくさん並びますが、おすすめの「特製らーめん」を購入!
スタンダードな「醤油らーめん」に味玉とチャーシューがトッピングされていておトクです。
POPにはメニューの説明が書いてあるので、迷ったときは参考になりますね。
【閲覧注意】これが背脂チャッチャ系だ!
さて、昔なつかしい“環七の味”が出てきました!見た目のインパクトがすごいです!
どんぶり一面にこれでもか!!とバブルのごとく背脂が降り注がれていて、麺がよく見えません。
初めての方は若干引いてしまうビジュアルですね…。
どんぶりまでもギトギトなので、手で触らないように慎重に食べる必要があります。
大量の背脂をかき分け、スープをかき混ぜ、底に沈んでいるタレを麺と絡めて食べます。濃いめの醤油ダレと背脂の甘みがコシのある麺に程よく絡んで、何とも言えない味わいです。
見た目から想像するよりはドギツい感じはないので、意外と普通に食べられると思います。
とはいえ、万人ウケするタイプのラーメンではないようですね…。
良くも悪くもパワフルでイケイケなバブル時代を象徴するようなラーメンでした!
「豚の背脂は体によいのです!」
おいおい!いきなり何いってんだよ?まさかのカロリーゼロ理論?
そう言わずに、騙されたと思ってカウンターに貼ってあるPOPを読んでみてください。
信じるか信じないかはあなた次第…自己責任でお願いします。
冗談はさておき、胃袋に自信のある方、健康診断が済んだ方、午後に商談が無い方など、我こそはという猛者は是非チャレンジしてください。
それでは、次回の神田ラーメン通信も書かなくては私は勝ったとは言えんな…こんな日が来るとは…士郎の奴めが…。
※営業時間やメニューについては、各店舗にご確認ください。
★お店の情報★
平太周 神保町店
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-12-1 富田ビル 1F
営業時間
月~金 11:00~21:45ラストオーダー
土日祝 11:00~21:30ラストオーダー
定休日:12月31日、1月1~3日
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